皮膚科での看護師の仕事内容とは

皮膚科では皮膚表面にできた疾患のケアを主に行うため、看護師は治療に必要な処置や医師のアシスタント業務に携わるケースが多いでしょう。例えば、皮膚の表面にできた傷などを消毒し、軟膏などを塗る創傷処置や軟膏塗布などがあります。さらに、医療行為を行う医師が処置をしやすいように、患者の姿勢を維持することも看護師の大切な仕事です。患者にとっては痛みや苦痛を伴う処置もあり、患者の身体が動かないように介助する必要があるため、体重がある人や子供の場合には体力が必要となる場合もあります。また、皮膚科の処置や簡単な手術であっても様々な医療器具や薬剤を使うため、必要な器具類等の準備や片付けなどを行う場合も多いようです。
皮膚科での治療は、患者の日頃の心がけや治療への取り組み方が大切になるため、看護師による日常生活の指導が大事な役目でもあります。例えば、塗り薬が処方される場合、薬の塗り方や塗る時間帯・間隔などを説明したり、肌を清潔に保つ方法を教えたり、日頃どんなことに気を付けたらよいかをわかりやすく説明することなどです。間違った知識を持っている方も多いため、医療に携わる人にとっては常識と思えることでも慢心せずに丁寧に説明し、その人に合った指導をすることがカギとなります。皮膚の状態はその人の精神面が現れる場合も多いため、安心して治療に取り組めるように声掛けをしたり、不安に感じないように配慮を払う対応も必要です。このように、皮膚科看護師の業務内容は多様にありますが、その一つ一つが重要と言えるでしょう。